転職するに当たって考えたいくつかの自分

今年いっぱいで転職する事にしました。SIからWeb系というかそういうとこに行く事にしました。いわゆるGoogleっぽいとかはてなっぽいとこで働いてみたかったんです。来年から違う会社で働く事になります。

転職はどうしたってでかい事だし、もちろん悩む点はありました。
「仕事は思っていたのとは違うけど、人間関係に不満は無いし、安定はしてる上に評価してくれる人も(たまには)いるし。。。」
そういう風に頭の中でグルグルしてなかなか決断も出来なかったんだけど、自分と周囲との関係をいくつかに分けて考えてみて、転職をする事にしました。
今後の自分、会社に雇われている自分、部署の中の自分、会社の人間関係と自分といった具合に。以降は自分の中で考えた事。

今後の自分

Googleのようなシステムを作って社会に貢献してみたいと思ってた自分としては正直いわゆるSIのエンジニアとして一般的な
プログラマ→SE→マネージャ→コンサル
という流れはちょっと違う気がした。しかもSIがそういうキャリアパスが一般的だという事は入社して仕事をしてみてからわかった。恥ずかしい話だけど正直同じように思った人も多いんじゃないかなとも思う。まぁとにかくそこらへん勉強不足だったわけだけど、仕事してみてからでも分かって良かったと思う。
このまま自分がやってみたいと思ってた事を一度もやらずにいたらずっと先になって「なんで一度くらいチャレンジしなかったんだろう」と後悔の念にさいなまれそうな気がした。

会社に雇われている自分

僕は普通のサラリーマンとして働いていたし、今後も給料をもらって雇われるサラリーマンとして過ごしていくことになる。仕事の見返りとして給料をもらうわけだけど、そこらへんでは不満があった。慣例で入社以来ずっと給料は「見習いレベル」のままで少なくとも「見習い」とは言えない仕事を1年目からやってきた。ただ、それは大きめな会社にはありがちだし、その代わりの安定感があるのは確かかもしれない。
仕事の種類はSIの一般的な流れにしっかり乗せてもらって、色々やらせてくれるという点ではありがたかった。だからってそのありがたさで見合った給料がもらえなくても良いという話ではない。仕事をしたらその対価としての給料が必要だと思う。原則としては。必ずしもそう理屈通りにいかないというのは分かってるけど。。

部署の中の自分

こんなにのびのびと言いたい事言って、職場の人たちと楽しく話をしながら仕事をやっていけるものとは思っていなかった。実は今の部署の中にいるという点でほとんどたいした不満は無かった。部署の中にいる自分としては辞める理由はあまりなかった。ただ、その部署にいるのも異動して来たからだったし、これからも似たように満足するところで働けるかどうかは分からない。
仕事でも重宝してもらえてるのは分かったし、仕事を途中で抜けてしまう事への罪悪感もあった。でも、それだけの給料を会社からはもらっていない。

会社の人間関係と自分

部署での人間関係同様、ちゃんと働く前は会社で大学やそれ以前の友達のような仲間が出来るとは思っていなかった。でも、想像していたよりずっと楽しくやれたし、友達も出来て本当に良かったと思う。
でも、友達関係は会社が変わっても続く人たちもいるだろうし、新しいところでも出来るはず。普段遊んだりしないようなところは途切れてしまうかもしれないと思うと寂しいのは寂しいけど。

そんなわけで結局

と、もっと色々分け方はあると思うけど、こうやっていくつかの立場と自分という風に分けて考えていったら
「転職してみるべきだ」
という結論になりました。ドライに割り切れる部分もあるし、情のようなもので割り切れない部分もあるけど。実は一番大きいのは「一度やってみたい」という衝動のようなものかもしれません。
とりあえず今は期待してくれる人、心配してくれる人、嘆く人、怒る人、そういう人たちのためにも頑張るしかないです。


まぁ、ずらずらと書いたけど主張したい事が特にある訳じゃないですね。
今のところは言えるのは、
Merry Christmas! And a Happy New Year!


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