そしてベーパーウェアへ

久しぶりにJavaの話題。
ちょっと前に会社でShaleについて調べてて、それの発表をしました。ShaleといえばStrutsの後継として期待されるJavaフレームワークです。
まぁしかしこれが開発全然進んでない。だいぶ前からStrutsユーザたちの中では「Shaleが来るぞ」って関東大震災が来るみたいに言われてたんですが、だいぶ進んでなさそうです。Java Oneでもセッションなかったようだし、そもそもShaleが使うJSFも広まってないし。当分はベーパーウェアとして認識する事にしました。

なんでShaleがなかなか出てこないのかと言うとJavaによるWebアプリケーション開発のデファクトスタンダードになったStrutsのプレッシャーがでかいんだろうなってとこです。名作を作った作家が次の作品書くのに苦しむのに似てる気がしました。でも、文章とかと違ってソフトウェアはバージョンアップをしていけるので素直にStrutsをどんどん進歩させていけば良かったんじゃないかなぁ。ナイトリービルドが微妙に動かなかったりしたのも考えるときっとバグ取りにも苦しんでいるんじゃないだろうか。
Joel on Softwareでもソフトウェアをゼロから書き直すのは良くない*1というような事書いてあったけど、それに近い事をShaleでやってしまっているような気がしました。ゼロから書いていると気持ちが切り替わってすっきりした気分になるのは分かるんですけどね〜。EJB3も似たようなことしてない?

*1:せっかくデバッグがされているソフトを捨てて書き直すのはメリットがないという理由