エレクトロの勉強が出来るのはperfumeのおかげ

「Perfume『GAME』は失敗した」とか言ってる人って、単に「エレクトロ」が苦手なだけなんじゃないの? - 想像力はベッドルームと路上から
このエントリがperfumeのアルバムやそれに対するいくつかの反応から、エレクトロ(エレクトロニカという言葉と同じ?)の流れとか時代とかそういうのを解説しててすごく面白かった。
他にもここぞとばかりに力の入ったエントリが増えてて楽しい。

このエントリでもいくつかかっこいいこと言ってる。

“かっこよい”かどうかは主観に寄るから別にして、“先端的センスの有無”と“ダンス・トラックのクオリティ”の間には相関関係はないような気がするけどな〜。

ほうほう、それはそうかもセンスとクオリティは少なくとも「絶対相関関係がある!」と断言できるものじゃないかも。でも、センスが有るのは強みではあるかもしんないけど。

BPM、ベースやキックの形、音のバランス、ネタ使い等々含めてunderworldDaft punkの間にも物凄い差異があるし、Daft punkとJusticeみたいな最新型エレクトロの間にも差異がある。それを無視したらどれも「underworldDaft punkの引用」になるし、更に言えばunderworldDaft punkだって“なんかの引用”に過ぎなくなる。

これぞ「オリジナル論」だよね。実は本当にオリジナルなものなんかなくて全ては引用や参考から始まってるし、竹熊健太郎言うところの「パクれ」ってやつですな。そこからどんどん価値ある作品が生まれてくる。なんかの引用なんだけどそれだけじゃないのがいい。
そういえばdigitalismDaft punkの亜種程度の認識しか今のところ持ってない僕だけど、それでも今はそうだけどもっとすごい音楽を作り出していく可能性を持ってる気がして良いと思ってる。
あと、リミックスの考えはホントのところはパクリに近いけど、あれは「おれならもっとこうしてみるぜ!」という前向きな感覚と思うとかっこいいなーって思う。
まぁ、あんまり詳しくつっこまれると分かんないことが多いんだけど、先日友だちの結婚式の2次会でShangri-Laのサンプリング元ネタとか流してくれててリミックスはかっこいいって思ったし、引用してすごいもの作ってくのってかっこいいなって思った。