最近読んだ本
- 作者: 遠藤周作
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/06/13
- メディア: 文庫
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まぁ、遠藤周作の描く救いは救いなんだか救いじゃないんだか、とにかく辛いっす。でも、やっぱり面白いんですよね〜。出てくる登場人物はあまりに俗っぽかったりリアルだったりで嫌悪に近い感情すら感じるのに、その中の数人が"それなり"の光のようなものを見出す。この"それなり"感がたまらないです。遠藤周作の場合、どうも馴染みにくい愛という感覚を自分なりの解釈で表現するので押付けがましさがないのもいいところですね〜。
しかしキリスト教を描くのにヒンズー、転生、ガンジスを用いるんだからすごいよなぁ、と思った一冊でした。
と、コード書けなかったりなにも作り出せない動き出せない感覚はしょうがないので、今は本を読んで"取り込む期間"とすることにしました。